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Camino de Santiago サンティアゴ巡礼 40+1日目 2012年7月3日 地の果てへ

7時半起床。

今日からそんなに早起きしなくていいんだ。

本当に終わっちゃったんだな~。

そう、私たちの歩く巡礼の旅は昨日で終わった。

しかし、実は巡礼路はまだ先に続いていた。

私がそのことを知ったのは、巡礼が終わる1週間くらい前・・・。

下調べ不足!

その地まで、サンティアゴから4日はかかる。

私たちは、すでに7月5日にここを発つチケットを買っていた。

なので、泣く泣く、巡礼を続けるのを断念した。。

本当に、本当に歩きたかった。

ヒヨさんらは、明日、ここからその地に向けて歩きだすとのこと。

羨ましい!!!!

私たちには今日、そして明日の2日が残っていた。

やっぱりどうしてもその地を見たかった私は、すーさんに提案した。

「バスで行かない?」

巡礼路は、サンティアゴから2つの地へ続いている。

ひとつは、ムシア。

ヤコブがスペインで布教を行った際に、なかなかうまくいかず嘆いた時、小舟に乗った聖母マリアが現れたという。

それがムシアの海岸だとされているのだ。

そして、もうひとつがフィステーラ。

「地の果て」という意味を持つこの地。

中世から巡礼者は、サンティアゴに到着した後、さらにこの地の果てを目指して歩いたという。

そして、その岬で、身に着けていたものを燃やした。

この2つの地を両方訪れるには、日にちがない。

そこで私たちは、地の果て、フィステーラへバスで向かうことにした。

さて、フィステーラへ向かう前に、まずは朝食。

バイキング形式になっていて、種類はそんなに豊富ではないものの、パン3種類、パウンドケーキ、梨、ヨーグルト、チーズ、そしてココアをいただき、満腹!

P7035985.jpg

そして、部屋で少しのんびり。

準備をして、11時半にチェックアウト。

私たちは午後のバスで向かうことにしたので、それまで再び大聖堂へ向かう。

すーさんの、よれよれになった靴。

P7035998.jpg

バックパックと大聖堂。

P7035999.jpg

くつろぐ私。

P7036003.jpg

写真をいろいろ撮ってのんびりしていると、ヒヨさんたちがやってきた。

「バス乗り場まで一緒に行くよー!」

というわけで、30分ほど歩き、一緒にバス停へ。

P7036008.jpg

ヒヨさんらは、明日、ここを発ち、ムシア、フィステーラまで歩き、その後はもしかしたらポルトガルの道を歩くかもとのこと。

「まだまだ巡礼は続くんだね。がんばって!!今までどうもありがとう。またどこかで!ブエンカミーノ!!」

見送ってくれたヒヨさんらにそう言い、私たちはバスに乗った。

巡礼中何度も使った言葉、「Buen Camino!」

この先、この言葉を交わすことももうほとんどないだろう。

巡礼を始めてからこれまで、一体何人の巡礼者とこの言葉を交わし、町の人からこの言葉を掛けられたのだろう。

短いこの一言で、どれだけの力をもらえたことか。

一生忘れられない言葉だ、きっと。

さて、私たちは、40日ぶりに乗り物に乗った。

P7036010.jpg

こんなに乗り物に乗らなかったのなんて、生まれて初めてだ。

日本に暮らしていたら、ほとんど毎日何らかの乗り物を利用する。

当たり前だった文明の利器。

バスのシートに座った私たちは、顔を見合わせ言った。

「変な感じ!!」

そして、40日も自分の足だけで進んできたことに、今更ながらすごいと思った。

バスが動いた瞬間も、まるで初めてバスに乗った子供のように興奮した。

しかし、窓の外を見た瞬間、何とも言えない気持ちになる。

あれ、景色って、こんなに早く流れてたっけ?

バスの窓から見る景色は、一瞬のうちに消える。

そして私の心には何も残らない。

歩いているときに見ていたものとは全く違う景色。

この時、ひたすら続く麦畑が、山が、美しいと思った理由が分かった気がした。

私はこの40日、なんて贅沢な時を過ごしていたのだろう。

スペイン北部の田舎の景色を、逃すことなく全て、目に焼き付けることができたのだから。

山や町、海辺を通り、バスは2時間半ほどかけてフィステーラへ到着した。

100kmほどの道のりを、4、5日かけて歩いていたのに、バスに乗ればたったの2時間半。

あっけなく、私たちは地の果てへ来てしまった。

「ね、やっぱ歩きたかったね・・・。」

バス停に着くと、宿の客引きのおばちゃんが近づいてきた。

そう、私たちはこれをあてにしていた。

話を聞くと、3つベッドのある部屋が1人10ユーロとのこと。

さっそくおばちゃんについていくと、そこは一軒家。

キッチンもばっちりだし、部屋もキレイ。

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私たちは即決した。

時計を見ると、4時半。

フィステーラ岬で日が沈むのを見たい私たちは、日暮れまでしばし待つことに。

フィステーラの街並み。

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スーパーで買い物をし、かなり遅めのランチタイム。

パスタにポークソテー。

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普段全く料理をしない私だが、巡礼のおかげでパスタはささっと作れるようになった。。

ビールと一緒に、いただきます!

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なかなかいける。

後片付けをし、7時半に宿を出る。

こちらは、すーさんが岬で燃やすもの。

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大きすぎる寝袋、ぼろぼろになった靴下に靴、ズボン、そしてかなりお世話になった銀色のシート。

寝袋とシートは、この先旅を続けるには荷物になるから。

それらを背負い、いざ、岬へ。

今日は天気がめちゃくちゃ悪かった。

やっぱ、雨女だ、私・・・。

小雨が降る中、30分以上歩く。

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途中見かけた、巡礼者の像。

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岬に到着した時には、うっすら青空が見えていた。

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巡礼の最終地点。

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なんだかおもしろい、モザイク。

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そして、地の果てへ。

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そこはまさに、その名の通り、地の果てだった。

向こうには海しか見えない。

息を飲むほど美しい景色が広がっていた。

岬には、ちらほら巡礼者と思われる人たちがいた。

ライターも何も持っていなかったすーさん。

燃やしている人がいたら一緒に燃やしてもらおうと思っていたのだが、誰も燃やしていない。。

そこで、近くにいた男の子2人組みに話しかけてみる。

「オーラー!ライター持ってませんか??」

そう尋ねると、「持ってるよ!」との答え。

彼らはイラン人の観光客だった。

すーさんは早速、火を点け、中に靴を入れた。

あっという間に燃えて行く靴。

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と、そこに、バックパックを背負ったハイテンションなスペイン人巡礼者登場。

「俺のも一緒に燃やしてくれ!」

そう言うと、彼は、履いているズボンとTシャツを脱ぎ出した。

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みんな大爆笑。

「だって、巡礼中身に着けていたもので燃やせるものって、これだけだから!」

パンツ一丁になった彼は、満足そうに燃えて行く洋服を眺めていた。

すーさんらが燃やしている間、私は岬の先へ向かって歩いた。

大きな石?岩?がごつごつしていて歩きにくい。

一番先までは行かなかったけれど、雄大な海を眺め、私は両手を広げて深呼吸をした。

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ここは地の果て。

スペイン最西端。

フランスからスペインを横断し、この地まで無事辿り着けた。

あー、なんて幸せ!!

次は絶対、絶対!!!歩いてここまで来る!!

と、自分の世界に浸っていると、あの遠くにいるのは・・さっきのスペイン人!

腰にオレンジのタオルを巻いて、岬の一番先に立っている。

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おもしろい。。

この地の果てで、巡礼者は思い思いに時を過ごしていた。

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ひたすら海を眺めるカップル、写真を撮りまくる男たち、ワインで乾杯する人々。

P7046108.jpg

P7046123.jpg

私たちは、その中のワインで乾杯する巡礼者に混ぜてもらい、一緒に巡礼の最後を祝った。

かなり寒かったけれど、みんなハイテンション。

地の果てで飲むワインは、とてもおいしかった。

しかし、私たちが見たかった夕暮れは、全く見えなかった・・・。

P7046125.jpg

時間はすでに10時半。

完全に真っ暗になる前に戻ろう。

私たちは、後ろ髪がひかれる思いでその地を後にした。

「すーさん、これで、本当に私たちのカミーノが終わったね~。」

「うん。楽しかった、とにかく、楽しかった!」

薄暗い道を30分かけて宿に戻った。

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そして、夜ごはんは軽く、ワインにチーズとハム。

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今日で正真正銘、私たちの巡礼が終了した。

しかし、昨日のような感動がないのは、やっぱりバスで来たからだ。

次、巡礼路を歩くときは、絶対にムシア、そしてフィステーラまで歩いてくる。

さて、私は一体いつ、そして誰と、何を考え、歩くのだろう。

すでにもう、その時が楽しみでたまらない。

とにかく、40日間、自分にお疲れさま。

そして、歩くのを後押ししてくれたすーさんにも感謝。

明日はサンティアゴへ戻り、1泊し、明後日からは新たな旅が始まる。




<本日の移動>

Santiago de Compostela~Fisterra

約100km

バスで約2時間半


<本日のアルベルゲ>

名前をメモするのを忘れてました。。バス停にいた客引きのおばちゃんについていって決めた宿。私たちは徒歩の巡礼者でないためアルベルゲには泊まれないので、この宿にしました。

1人10ユーロ


<本日使ったお金>

ジュース、水    0.6ユーロ
バス(往復料金)  22.9×2=45.8ユーロ
宿         10×2=20ユーロ
スーパー      14.6ユーロ

計         81ユーロ(1人40.5ユーロ)
10:00 | サンティアゴ巡礼 2012/05-07 | comments (0) | trackbacks (0) | edit | page top↑
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