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Camino de Santiagoサンティアゴ巡礼22日目 2012年6月14日 ふとイラク戦争を思い出す

6時起床。

バゲットとバナナの朝食を済ませ、7時過ぎに出発。

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村を抜けると。

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さあ、今日も平坦な道の始まり。

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最初の村までは13km。

昨日と同じような景色。

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麦畑を歩いているときは同じ景色でも飽きなかったのに、どうしてこの道路沿いの道というのはつまらなく感じるのだろう。

途中で見かけた十字架。今日は空が真っ青。

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つまらなく感じる道ではあるが、やはり景色は美しい。

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巡礼路にはずっと木が並んでいる。

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道路はあるものの、車はほとんど通らない。

車道に沿って、線路も通っている。そこを時々電車が通過する。

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もう3週間、バスにも電車にも車にも自転車にも乗っていなかった。

電車では一瞬で過ぎる景色を、私たちはこうやって一歩一歩踏みしめながら、そして、なかなか変わらない景色に少し退屈しながら進んでいる。

次、電車に乗ったら、この時のことを懐かしく思うのだろうか・・。


出発して2時間以上が経っていた。

と、足元に何か書いてあるのを発見。

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「STOP GUERRE IRAK」

GUERREは、フランス語で「戦争」を意味する。

IRAKの綴りもフランス語だ。

2003年を思い出す。

アメリカを中心とする有志連合ががイラクに侵攻した時、私はチュニジアの寮にいた。

同じ寮のチュニジア人や他のアラブ人は毎日、テレビの情報に見入っていた。

アラブ側から見る、イラクの破壊状況が映し出される。

当然、「アメリカを支持する」という、当時の日本の首相の発言は、チュニジアでも放送された。

それから私は、寮のアラブ人の子から、どうして日本はアメリカの見方をするのか何度も聞かれた。

聞かれたというか、半ば責められたというか。。

私個人は、この侵攻は絶対おかしいと感じていたし、戦争は間違っていると思っていた。

でも私は日本人。

日本の首相がアメリカを支持すると言った以上、その疑問を日本人の私にぶつけるのはごく自然なこと。

日本で感じるイラク戦争と、アラブの国で感じるイラク戦争。

もしかしたら全然違ったものに感じるかも。

だって、日本の報道は、きっとアメリカ寄りだから。

って、日本の報道を全然見ていないので、分からないけど。。

アラビア語を勉強するに従って、私の見方はアラブ寄りになっていった。

アラブ寄りというか、アラブに対する壁がなくなったと・・思いたい・・。

しかしそれが良かったのか、悪かったのか。。

何かを客観的に見るって、難しい。

両者に無関心、無関係だったら、客観的ぽく見れるかもだけど。

どちらかと少しでも関わると、どうしてもそっちに情が行ってしまう。

もし、大学に落ちて、アメリカに行っていたら(私は落ちたらアメリカに留学したいと思っていた・・)、きっと今の私はいないだろう。

いずれにせよ、物事を冷静に、客観的に見ること、これは一番大事なことだと思う。

それにしても、誰がこの落書きを書いたのだろう。

そんなことを考えながら、足を進める。

そういや、すーさんは仕事でイラクに行ったことがあったんだ。

すーさんにイラクのことを尋ねる。

退屈だった道で、私たちはいつの間にか、イラクの話しに花を咲かせていた。

30分ほど話しながら歩いていると、最初の村が見えてきた。

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ここでトイレ休憩。

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カフェのテーブルに座っていたら、リーさん親子がやってきた。

同じテーブルに座ったお母さんが、チョコレートをくれた。

疲れているときに食べる甘いものって、どうしてこんなにおいしいのだろう。

さ、次の町、すなわち今日の目的地まではあと6km。

がんばろう。

再び車道沿いの道を進む。

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歩き始めてすぐに村が見えてきたけれど、そこからが長かった。

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11時半、目的地、Mansilla de las Mulasに到着。

町の中心近くにあった十字架。その前で巡礼者が休憩をしている。

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さらに進み、アルベルゲを探す。

教会の上にはコウノトリ。

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前にはヤコブの像。

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アルベルゲ到着。しかしまだ開いていなかった。

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待っている間に、食料品の買い出しを。

バゲット、野菜、ワイン、桃、そして真っ黒なイカの缶詰めを買う。

この小さな町には、食料品店のほかに、お肉屋さん、そして魚屋さんもあった。

入った魚屋さんで、思わずタコ1杯を購入。1.5ユーロと、安かった。

人生で初めて生のタコを買った。さて、どう料理しよう。。

12時にアルベルゲがオープン。

受付の部屋には、コンチャがいっぱい。

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お部屋はこんな感じ。

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このアルベルゲも昨日と同じく、新しくはないもののとても清潔で居心地がよかった。

中庭。

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キッチンも広い。

他の巡礼者が来る前に、お昼ご飯を作ってしまおう。

担当は私。

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生のタコを適当に切り、ニンニクとオリーブとともに炒める。白ワインも加えて。

見た目はおいしそうではないけれど・・タコの料理とサラダの完成。

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さっそく中庭でいただく。

いただきます。

と、隣にいた40代くらいのご夫婦が話しかけてきた。

「そのタコの料理には、これをかけなきゃ!!」

奥さんの手にはレモン。

「使って、使って!」

そのご夫婦はイタリア人だった。

毎年、1週間ほど、少しずつカミーノを歩いているという。

さっそくレモンをかけていただくと、うん、うまい!

「グラッツェ!!」

ボールいっぱいのサラダ。食べ終わるのに1時間以上かかった。

外で食べるご飯は本当においしい。それにワインがあるとさらに!

片付けをすーさんに託し、私はシャワー。

そして洗濯。

部屋に戻りシエスタを。

夕方起きて、廊下にある椅子に座り、読書をする。

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上から見た中庭。

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夜8時ごろ、キッチンに行ってみる。

料理をする巡礼者がいっぱい。

この中で料理をするのは苦手。。

と言うと、すーさんが作ってくれるという。ありがたい。

私は中庭で席を確保。

座って読書をしていると、ギターの音色とキレイな歌声が聞こえてきた。

振り向くと、歌っていたのはイネさん。

くるりが好きだと言っていた彼女は、自分で作詞作曲をするという。

日本語ぺらぺらのヒヨさんと、イネさんは、故郷プサンで、一緒に小さなカフェをやっているとのこと。

そこで時々、弾き語りをしているらしい。

すごいな~。

澄んだ歌声に、拍手が湧く。

しばらくすると、すーさんが夕食を運んできた。

本日のメニューはこちら。

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昼間、食料品店で見つけた、おそらくイカスミに漬けこまれたイカの缶詰めを使ったご飯。

どんな味がするか心配だったけど、これがものすごくおいしかった。

イカスミの甘みがご飯ともマッチしている。白ワインともよく合う。

これは、今まで自炊したもののうちで一番おいしかったかもしれない。

もう9時過ぎだと言うのに、まだ外は明るい。

しばらく中庭で過ごし、後片付けをし、10時過ぎに就寝。

明日はいよいよ、大きな町、レオンに向かう。

がんばろう!

おやすみなさい。

今日もお疲れさまでした。




<本日の移動>

El Burgo Ranero~Mansilla de las Mulas

約19km

約4時間40分


<本日のアルベルゲ>

Albergue de Mansilla de las Mulas

清潔で居心地がよいアルベルゲ。キッチンも必要なものは揃っています。とってもくつろげる中庭あり。
※2012年6月の情報

<本日使ったお金>

食料     8.5ユーロ
タコ     1.5ユーロ
アルベルゲ  5×2=10ユーロ

計      20ユーロ(1人10ユーロ)
10:00 | サンティアゴ巡礼 2012/05-07 | comments (0) | trackbacks (0) | edit | page top↑
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